一般社団法人 士別青年会議所 第64代理事長 鈴
木 春 樹
2020年度 スローガン
人心一新 〜鍛え打て 鋼の心〜
〜はじめに〜
ふるさとをより良くするにはどうしたらいいのだろう。
人口を増やす。経済が活発 になる。無論 、ふるさとをより良くするためには必要なことである。しかし、 それらの根底にあるのは、いつどの時代でも“人”がいて初めて成り立つものであり、その“人”を導けるリーダーの存在が
一番重要だと私は考える。
青年会議所は「友情」「奉仕」「修練」の三信条を掲げ、会員は自身を磨くための自己研鑽に励んでいる。そして、地域のまちづくりをするにあたって、ひとづくりを重要視し、
人財の育成に力を入れて運動をしている。
JCはひとづくりの道場である。共に手を取り合い 地域を牽引するリーダーになろう!
ふるさとをより良くするために。
〜ひとに鋼の心を〜
現在士別青年会議所は徐々に 新しいメンバーが増え、次代を担う青年になるべく、自己研鑽に励んで いるところです 。
メンバー各々が士別青年会議所で例会事業を担当 し、また他会員 の サポートをすることで 、 JAYCEEとして資質を高めること
ができ 、経験 に裏打ち されたJC運動を行うことが できます。また、 経験を大いに積んでもら うと 同時に、士別だけに留まらず、
外側へも視線を向けることも 自身の資質を高める上で 必要です。
全国には 694の青年会議所が存在し、その 全国の会員 と出会える機会が多岐にわたってあり ます。 青年会議所は、 その出会いから
刺激を受けつつ自身の糧 と し、更なる 高みへ自分自身をステップアップ することのできる 他に類のない 組織です 。
そして積極的に経験を 積むことで、自身の内側から変革の火が灯り、その 灯火 は 修練を積むことで 更に 輝きを増し、青年としての「英知」と「勇気」と「情熱」をもった、次代を担う人財へと生まれ変わ
ります 。
士別青年会議所メンバー各々が 自身を磨き続け 、鍛え抜かれた鋼のような心を手に入れたとき、士別青年会議所は「人心一新」で生まれ変わり、今まで以上の輝きを放つと私は
確信しています。
〜組織に鋼の絆を〜
かつては80名程在籍していた 士別青年会議所は現在20名に満たない まで組織として縮小化が進んでいます。多くの経験を積んだメンバーが
卒業を迎え、経験 に裏打ち された円滑な組織運営が難しくなってきています。
しかし ながら、我々は この現状に悲観しているわけではありません。ピンチはチャンスに変えることができます。 若いメンバーや入会年数の浅いメンバーが増えつつある今だからこそ、思い切った
勢いのある 挑戦もでき、全メンバーが誰一人取り残されることなく、様々な経 験を積めるチャンスでもあります。そして、各々が経験を積むことで、士別青年会議所としての地盤が強固なものになり、
心身共に鍛え抜かれた鋼の 組織として、強くしなやかな地域 の実現へと つな げることができます 。
しかし、メンバー各々が人財として鍛え抜かれた鋼の心を持ったとしても、強くしなやかな地域を創っていくためにはまだまだ人数が足りません。
この地域には志高き青年経済人がたくさんいます。その若者たちを 我々の運動に巻き込むことで 、 青年会議所ならではの経験というチャンスに触れてもらい、その経験が自身の成長につながること、果ては地域をより良くすることにつながっていると実感していただき、同志
と して迎え入れ、更なる組織としての強化を図ってまいります 。
〜強くしなやかな地域に〜
現在士別市の人口は18,500人を切ろうとしており、後継者不足や人口流出、少子高齢化の波が地域の経済規模に影響を及ぼしています。このまま指をくわえて見ているだけでは、いずれ訪れる「消滅」のときを避けることが出来ないのは論を待ちません。
そう、動かなければ何も変わらない ――――。
問題があるならば、その問題を解決するための方策 を見つけ、その 方策 に向かって挑戦すればいいのです。 事実、これまでも我々士
別青年会議所は、疲弊しつつある地域に再び活力を注入するべくさまざまな事業に取り組み、そのたびに問題意識と解決への糸口を模索しながら前進を続けてきました。
そしてこれからも我々はこの地域に住まう 人々にとって、誰もが住みやすいより良い地域を創り挑戦し続け、 誰一人取り残 すことのないよう、先頭に立ち
突き進んでいきます。
我々士別 青年会議所メンバー 各々が心身共に鍛え抜かれ、鋼の組織 と なり地域を牽引できる組織 に なったとき、我々の行動を地域へと波及させ、
地域全体で問題解決へ向け行動すれば、解決への糸口が見えてきます。そしてその先には、どんな困難にも立ち向かうことのできる、 強くしなやかな
地域になれると私は確信しております。
誰一人取り残さない地域を創る!我々 から 地域を変えていく!今こそ、我々が先頭に立ち地域を力強く牽引しなければならない!
この気概を胸に、我々は力強く行動してまいります。
〜おわりに〜
この地域 にはJCがある。JCには 力強い灯火を携えた 志高き青年たちがいる。
同志たちよ、今こそその灯火を 輝かせて大きな炎とし、鋼のごとき組織になるときである 。 持続可能な社会の実現。
我々こそが地域を牽引するリーダーたれ!
我々士別青年会議所は今年度、ふるさとの希望 輝く未来へ 『 人心一新 〜鍛え 打て 鋼の心〜 』 をスローガンに掲げ、全身全力で邁進して
まいります!
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