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一般社団法人 士別青年会議所 第65代理事長  吉 田  航

2021年度 スローガン

想い強く誇りを高め 新たな時代を切り拓け!


〜はじめに〜

 「 歴史と 伝統」が大切にされるのはなぜか。
 それは、積み重ねてきた時間と紡いできた先人たちへの敬意があるからです。
 士別市は、121年という長い年月を経て現在まで多くの人びとを育んできました。そして士別青年会議所も、64年もの間多くの人財を成長、輩出しながら現在まで続いています。
それはまさしく 大切にすべき 「 歴史と 伝統」であり、受け継ぐ者にとっては「誇り」であります。
 そして、多くの不安や危惧がまちに影を落としているいま、それらを 乗り越える ための 勇気を生み出す根幹 が、誇りにほかなりません。

 私たちは、立ち上がることができる。
 歩を進めることができる。
 逆風を追い風に変えることができる。

  私たちこそが、開いた新時代の 先頭に立って切り 拓いて いく。その覚悟と気概を も って、2021年度を走ります。

〜新たな時代に生きる〜

 2020 年、社会は大きく変化しました。
 世界規模の感染症 蔓延 によりこれまでの常識が一変し、政治 や 経済 、生活 などあらゆる面において考え方そのものが大きく変わりました。 感染拡大防止の観点から、国と国、地域と地域、人と人を分断した新型コロナウイルスは、世界全体で経済活動の停滞と混乱を招きました 。しかし、 同時に世界全体で対抗措置を模索し、感染防止を前提とした生活習慣、リモートワークやウェブ会議などが急速に定着することになりました。
 パラダイムシフトと言うにふさわしいこの変化は、私たち 自身にも訪れました。青年経済人として日々仕事に励むと同時に、青年会議所運動の担い手として市内 で 、時に全道、全国で活動する 私たち にとって 、 感染症の対策は 早急に対応すべき事態でした。経験したことのない 危機に、一時は活動を停止せざるを得ない 状況に陥り 手足を封じられはしましたが、目と耳は決して閉じず、 この状況下でも動ける方策を探し続けました。その結果 当 青年会議所では 、多くの先輩諸氏や関係諸団体の過分なる支えもあり、 7月 の通常総会をもって 活動を再開し、さまざまな 課題を抱えつつも 、 2020年度を走りきることができました。
2021年度は、このパラダイムシフトを乗り越え 、新時代を迎える 年です。
 1年で大きく様変わりした地域活動、 業務形態、生活様式、 人とのコミュニケーション。地域も人も分断された傷あとはいまだ わがまち士別にも 色濃く残っており 、 持続可能な 対策 が求められて います。 異常事態だったこれらの変化 と真摯に向き合い 、 受け止めていかなければ なりません。
 また、この変化の中で定着しつつある「新しいつながり方」が、この先の時代を切り拓いていく大きな力となることは確実です。 未曽有の災禍の中、学校で、職場で、地域で産声を上げた新時代のネットワーク。いまはまだか細いかもしれませんが、 この絆を太く広く育てていくことが必要です。
 そのためには、全道、全国、そして世界とつながっている 私たち 青 年会議所が、率先して行動していくことが重要です。 新しいつながりを、全道全国の仲間たちとともに強固なものとし、自らの住まうまちに広げる。そして、いずれ訪れる災禍の 終結 で新旧のつながりを融合すれば、それは素晴らしい絆となって 人と人、地域と地域を一層結束させるものとなるに違いありません。
 感染症でこじ開けられた新時代ですが、この先を切り拓くのはこの時代を生きる 私たちです。 新しいつながりを力とした 持続可能な 組織づくり、 まちづくりに向け、新たな時代を進むための灯となるべく邁進していきます。

〜「自分は何者か」〜

 私が士別に住み始めてから、2021年で10年目となります。
 生まれてから高校までの18年を過ごした旭川市が「第一のふるさと」、そして18歳で進学し、奔放で濃厚な青春時代を 11年間 過ごした埼玉が「第二のふるさと」です。その後29歳で地元旭川に戻り、30歳を迎えるとともに住み始めたのが、ここ士別でした。
 文字通りの裸一貫。
 新天地での生活は たくさんの経験を得る場でした が、 都市部から 移り住んだ 私にとって、自分の中に流れる時間と士別の時間の差異に思い悩むことも 多くありました。面白い仕事に 納得して 時間を費や しながらも、不意に感じてしまう不安感。 当時は、その出所に気づくことはありませんでしたが、「自分の人生はこれでいいのか」「もっとなにかすべきことがあるのでは」「費やした時間に値する成長ができているのか」という不安感は、自分の中の時間のずれからくるものでした。
 そんな私に訪れた転機が、 青 年会議所 という存在 でした 。この身一つで士別に来た私には、このまちにおいて自分の存在を構築する確かな軸がなく、「お前は誰だ」という問いに何と答えるか、大きな問題でした。 2012年に 入会の話を持ち掛けられたとき、二つ返事で了承した 理由には、 支えのない自分にとって必要な人脈を築ける、活動の場を広げて自分を豊かにできる、という利己的なものを見ていま した。しかし、 青年会議所で経験を積むうちに、多くの仲間や先輩 諸氏 との 出会いや 、 例会や事業を通じて生まれる市民との絆で自分の世界が大きく広がっていきました。そして、 利己 的だったこの理由はいつの間にか薄れていき、「このまちに対して自分が、JC ができること」 を念頭に物事を考えるようになりました。
  それは、私が「お前は誰だ」という問いに対して「士別市民だ」「JCだ」と 誇りをもって言えるようになったからに ほかなりません。
 そして何より、青年会議所を通じてこのまちを、そこに住まう人をより深く理解したことによって、私の中に流れる時間は徐々に士別と歩を合わせるようになっていきました。 気が付けば私の時間は士別の時間となり、このまちが「第三のふるさと」になりました。
 仲間との「友情」を通して、ふるさとへの「奉仕」の精神を知り、 さらなる 「修練」 を積む。 私たち は、このJC三信条を胸に運動を行っています。そこには 士別市民としての誇りがあり、 士別青年会議所の歴史と伝統を受け継いだ JAYCEEとしての誇りがあります。
 この誇りを しっかりと 両手に 収め 、英知と勇気と情熱を原動力に人づくり、まちづくりに全力を注いでまいります。

〜想いを集め力と成す〜

 想いが形となって夢となり、夢が具体性を持って 未来となる 。
 抱いた想いを実現するには多大な力が必要であり、一人ではたどりつけない想いもあります。しかし、人は 独り ではない。多くの仲間を集め、想いを結集して大きなうねりと成せば、一人ひとりの想いをはるかに超えた高みに到達することができます。それこそが、青年会議所運動の神髄であると私は考えています 。
 インターネット普及から始まった IT 化 は、現在において「1人1端末」を容易に実現し、さらなる高度化に突き進んでいます。この革命は、同時に情報発信源としての個人の確立も促し、だれもが気軽に世界に向けて メッセージを送ることを可能にしました。それは、世論や思想にとらわれない「個」を生み出すとともに、自分と同じ想いを持つ仲間を情報から見つけることができる「想いの視覚化」ももたらしました。
 人口減の波が続いているとはいえ、士別市に も多くの 若者がいます。 そして、何らかの形で自らの想いを発信しています。確立された「個」 として誰の手も介さず表現されたダイレクトな想いは、やがて同じ想いを持つ者同士で集まり、 時にはぶつかり、 認め合い、さらに大きな想いに育っていきます。
 その想いをどのように実現へとつなげるのか。それが、青年会議所の役割であると私は信じています。 彼らに実現のロードマップを示し、想いを同じくする仲間を結集して 「自己実現」へと至る。これこそ が、このまちとそこに住まう人びとの活力を高める起爆剤にな り、実現の積み重ねが誇りを高めていくものと 確信しています 。
 現在、当青年会議所の会員数は14名です。 これからの士別を盛り立てていくために、あらゆる方面から志を同じくする仲間を集め、「想いを実現できるまち」を目指してまいります。

〜おわりに〜

 当青年会議所は 2021 年度、「想い強く誇りを 高め 新 たな 時代を切り拓け!」をスローガンに掲げ ています。
 まちへの想い、市民への想い、仲間への想い、大切なだれかへの想い。
 人はだれでも、心のうちに想いを秘めて生きている。想い の強さがより大きな夢を抱かせ、夢の実現は 新たな歴史として 刻まれ 、 誇りある未来へとつながっていきま す 。その想いの標となり、結集し、多くの人たちの大きな誇りへと育てることが、私たちの使命です。
 そしてその誇りが、新たな時代を切り拓いていく原動力となることを確信しています。

 想いは強く。誇りは高く。
 それが、2021年度の私たちの力です。

 

 

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